町田kkkk

可能性の奴隷

2014-01-01から1年間の記事一覧

ワールズエンドガールフレンド(仮)

僕には澪が必要です 運命の関係で隣にはいられないけれど もはや諦めたけれど 澪が必要です 澪が生きていることが必要です 時々メールしたりすることが必要です スパークリング日本酒を飲む度に ニヤリとする事が必要です 豚みたいな口調で必要だと言って欲…

そうやって何かを確かめ、疑い、焼き付け、忘れたふりをし、思い出し、忘れる

貪欲な性格で生まれた 全部を思い通りにしたくて仕方なく生きてきた 好きな物を選別せずに全部好きだと言いたい 延岡駅のしんとした懐かしい風景も 金色に染まったひまわり畑も 全部好きだ 昨日相思相愛という曲を聴いた この雪まみれの景色によく似合ってい…

被災したりしなかったり

義父の両腕が骨折し 妻が実家に帰る 妻がいないと何をすればいいかわからなくなるし 妻がいないとくだらないことばかり思いつく 普段はあんなに面倒なのに、僕は正常でいられない 正常に歌ったりできない

離れ離れにならないように溶けてしまえばいい

玄関を出ると 寒さと日光と冬の乾燥した銀杏の匂いが身に染みた お気に入りのピーコートの襟を正しながら 煙草を吸い、だらしなく歩く 目的地に行きたくなかった 太陽の位置は 俺みたいにだらしなく 鋭角に垂れ下がっていた 時々景色の輪郭が濃くて眩しい日…

動物園に幽閉されている気分だよ

夜勤明けのハイボールの圧迫感が心地よいと同時に昔吸った甘い蜜の味を覚えている僕はどこかもどかしくて酔いに任せて誰かに電話したい メリーゴーランドの白馬の目の前に 人参を垂らすと台無しになるように 生理的欲求を否定できない僕らは なんだかいつも…

僕の休日が光り輝きますように

妻とお昼にお気に入りのうどん屋に釜揚げうどんを食べに行き ゲオで漫画をレンタルし びっくりドンキーでメリーメリーゴーランドを食べて 農試公園で落葉を鑑賞がてらに落葉を鑑賞する そして今日は気温が19℃なんだってとかそんな会話をした 月光条例はすご…

maybe

2ヶ月前から病院で働き始めた妻が言う 「あなたって中途半端な亭主関白なんだって、 職場のみんなが言ってたよ」 心底心外である 心の底から僕の意図とそぐわない妻が言うには眠る時間をあわせるのが 中途半端な亭主関白に該当するらしい俺は思う 俺はパンク…

聖歌隊が五月蝿い

村上春樹がノーベル賞を取る世界が嫌だ ああ、どうか村上春樹がノーベル賞と僕の妻を寝取りませんように 夢の中の中央分離帯、なんであんなに広いのだろう こんなにも月が好きなのに 皆既月食を見たことがない いつもなにかタイミングが悪くて 僕はいつもな…

あなたの変化を知っているのは僕だけでいい

あなたの変化を知っているのは、僕だけでいい あなたの変化を知っているのは、僕だけがいい あの頃のあなたの変化を知っていたのは、僕だけだった そして、あなたの変化を知っているのは、僕だけが良かったのに

本当は僕も君と同じ事思ってる

君が己が精神的平衡や優位性を保つため 理不尽で形もなく曖昧で それでいて、耳障りと都合が良い「愛」とかいう 一方的な価値観を押し付けるならば僕は己が本能的欲求を満たすため、 甘んじて受け入れ耳元で囁き 空腹を満たそうo.k、海馬の底から愛してるぜ

白目の生活

川瀬智子の声質を思い出してきゅんきゅんする仕事中 白目を剥きながら もはや睡魔と戦っているだけの会議 閃きはいつだってふわりと、軽い ブツヨクニモ負ケズ セイヨクニモ負ケズ 眠気ニモスマホノ充電切レニモ負ケヌ 丈夫ナ精神ヲモチ 疲労感ハナク 決シテ…

electric fire works

2週間前から見にいく予定を立てていた花火大会に 前日迄の前売り券が必要だということに 2時間前に気づいて行くのをやめた まあ、大体そんな風に生きている 代わりに評判の店で生パスタを食べて 札幌の夜景を見に藻岩山を登る パスタが美味しくて気分が良く…

地面と君が震えて叫んだ

九月に七尾旅人の八月を聴く その時系列に意味はないけど 常に嫉妬してる あの娘が頻繁に実家に帰る理由とか その才能とか 屏風ヶ浦の景色とか 京浜急行がホームを通過するスピードに まるで最西端の岬で朝日を見てる気分だよ ミスタードーナツのハニーディ…

君の管理下がいい

小学生の頃、生活目標とかいう 意図不明な 日々生活を送る上で改善したい事を 学校で書かされた上 一学期に達成しよう!とか そんな無理を強制された記憶がある そして勿論屑な僕は それらを一度も達成したことがない ここ一年以上、僕は 「沢山眠る」という…

中秋の名月が好きだ

宇多田ヒカルのmaking loveが うんざりするほど頭の中でリピートする そんな僕の深層心理はなんだ? 「私を慈しむように 遠い過去の夏の日の ピアノがまだ鳴っているのに 起きなきゃ」 運転中の信号待ちでふと窓の外を見ると 稲積公園のテニスコートが目に入…

公園は大事です

リピート再生した曲が終わってから始まってしまわないように 明日がいい日だなんて思ってしまわないように 駆け足で煙草をけす ふと、見上げたら月だったり 思ってしまわないように

脳を圧迫するあなたのこと

妻が「もう九月だね」と言ったから ああ、そうかもう九月か、と思った 暦ではもう既に九月だということは勿論知っていた 働いているしね だけど実感として体感として 九月と思うことがないまま今日まで過ぎていて そして危うく九月を知らないままに終わって…

まるで白リン弾の美しさのように

酔っ払ったのち 北海道特有の快適な夏の夜の気温を体感しながら帰宅する ソファに倒れこむと同時にテレビをつけると 偏向報道が鼻につくニュース番組が流れていた テレビって本当ゴミ箱みたいだよなあ 四角いしね、あの箱。似てるよね、100均の万華鏡に とか…

与える男

正義のヒーローになりたかったけど 変身ベルトがなくて 学校のヒーローになりたかったけど 足が速くなくて ネットのヒーローになりたかったけど カリスマ性がなくて 家庭のヒーローになりたかったけど 結婚してなかった おやすみ

少しだけ想う あなたを 私なりに

雨で月がみえない 星座表アプリの「今日は満月です」というお知らせに答えられない 妻がお盆で帰省していない 妻がいないと駄目なんだ僕は なにをしたらいいか分からない 唯一能動的にしようとした月を見るという行為さえ うまくいかない

もどかしさにその理由を欲するならば

お気に入りのコップの真空部分が壊れた 結露しないタイプのそれが好きだったのだけれど 疲れ崩れた頭の中で浮かんでは消えるメロディが 誰かの曲だったか自分で創造したものなのか判別がつかない 必死に脳内で検索をかけるけれど 引っかかりそうで引っかから…

地震速報より早く君に電話してやるよ

まずいモヒートを飲んだせいで想像以上に酒が回る イメージ通りの回り方をしない酒が嫌いだ というか酒が嫌いだ 飲みたくて飲んでるわけじゃない 飲まないとこの脳がつまんないから飲んでるだけで 酔いがひどく 電車と家電量販店の立体駐車場をゆらゆら上っ…

その鮮やかさをどうやって忘れたらいい?

時々虚しくなったりしない? 帰り道とか。固い林檎を食べた時とか。 テレビで煙草を吸うと寿命が10年縮みます、みたいなCMが流れていて あ、ラッキーとか思った 罪悪感を感じない程度の自傷行為ならば、もっと実践したいのに 昔から好きだった女の子が結婚し…

山岸由花子がドアを破壊しながらエステに突っ込んでいくポーズで

己の精神的土壌はなんであるか そしてharvestはなんであるかということを考えることがある それは日曜の朝からグダグダとカップ焼きそばを食べ、 昨日の全国サッカー選手権のダイジェストをテレビで視聴したのち、 また二時頃から ふぁ〜などと大げさな欠伸…

nuclear valentine

過去を追求する暮し 元ネタを知らない人へ向けたオマージュ まじでクソだね肌の露出が増えた夏に 僕は10年前嗅いだ匂いを思い出すあなたのようで あなたじゃないようで むちゃくちゃにしたい そんなkidsありのままで〜とか歌いながら 他人に気を遣って生きる…

君が書け 僕はもう疲れた

紫陽花が咲いて 綿毛が舞って 冬が来る その季節感に未だ納得できずにいる 綿毛が舞って 紫陽花が咲いて 冬なんて来ない そのはずだろう その順序だろう 季節もイマイチ理解出来ていない僕に幸あれ 明日天気になあれ

相互作用の今日

いえーいfuck you! から始まる曲に僕はどれほど救われたか アパートのベランダからの景色 東京と密度が違う 歩道を女の子二人が歩いている 僕はこの心地よい気温と湿度にメロメロなんだよ 一生こんな気温だったらいいえーいfuck you! 相互に許しあってんだ …

極楽鳥って曲が見つからない

季節外れの雹に憧れた 季節外れの雨に焦がれた この水溶性の思考は 想像しただけでいってしまうよ切断された回線はすなわちもう君に逢えないようで いくら素手で結ぼうとも光は飛ばない すなわち君を抱きしめられないようで 思い出しただけでいってしまうよ …

なななにもないあなたとなななにもないわたし

手を離したら壊れてしまいそうだ 手を離してから思う 手を離したら二度と繋がれなくなりそうだ 握った手を離してから思う 嘔吐物は食えないと 嘔吐してから後悔する でも口から出さなきゃセーフだよねとか言って 口腔までせり上がったラーメンスープを 反芻…

ハロー苦しみのないせかいへようこそ

列島臭い静寂を体感したのち 劣等臭い精液を体感したのち、 優秀さとはなんだろうと考えて ベートーベンの第九を聴いたりする 答えは出ない けれど一体感にやられてしまったの めろめろなの そうなるのと僕の出番はなく 控えでベンチウォーマーの 塞ぎ込んだ…