町田kkkk

可能性の奴隷

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

相互作用の今日

いえーいfuck you! から始まる曲に僕はどれほど救われたか アパートのベランダからの景色 東京と密度が違う 歩道を女の子二人が歩いている 僕はこの心地よい気温と湿度にメロメロなんだよ 一生こんな気温だったらいいえーいfuck you! 相互に許しあってんだ …

極楽鳥って曲が見つからない

季節外れの雹に憧れた 季節外れの雨に焦がれた この水溶性の思考は 想像しただけでいってしまうよ切断された回線はすなわちもう君に逢えないようで いくら素手で結ぼうとも光は飛ばない すなわち君を抱きしめられないようで 思い出しただけでいってしまうよ …

なななにもないあなたとなななにもないわたし

手を離したら壊れてしまいそうだ 手を離してから思う 手を離したら二度と繋がれなくなりそうだ 握った手を離してから思う 嘔吐物は食えないと 嘔吐してから後悔する でも口から出さなきゃセーフだよねとか言って 口腔までせり上がったラーメンスープを 反芻…

ハロー苦しみのないせかいへようこそ

列島臭い静寂を体感したのち 劣等臭い精液を体感したのち、 優秀さとはなんだろうと考えて ベートーベンの第九を聴いたりする 答えは出ない けれど一体感にやられてしまったの めろめろなの そうなるのと僕の出番はなく 控えでベンチウォーマーの 塞ぎ込んだ…

おはようから原子核まで

昔、童謡ぞうさんのぞうさんの単語部分を俺の名前に変えて歌ってくれた女のことを思い出したとかなんとか言ったらいつ迄も思考がパストな感じで人から嫌がられるのでしょう とはいえ、日々が感想のない乾燥した味気ないものだから、どうしようもない という…

一生何の感想も抱かない気温だったらいいのに

ベランダで煙草を吸いながら 風の憧憬を聴いていると 誰かのキスの感触が唇に張り付いた 思い出そうとしても誰のものか分からない すごく懐かしい電気信号だけがリアルだ 思い出そうとしても思い出せない幻影の中で 「ありがとう。最低だったよ」と呟く