町田kkkk

可能性の奴隷

山岸由花子がドアを破壊しながらエステに突っ込んでいくポーズで

己の精神的土壌はなんであるか
そしてharvestはなんであるかということを考えることがある
それは日曜の朝からグダグダとカップ焼きそばを食べ、
昨日の全国サッカー選手権のダイジェストをテレビで視聴したのち、
また二時頃から
ふぁ〜などと大げさな欠伸をして
妻に呆れられた顔をされながら
布団に入り昼寝をしたのち
のそのそと起き上がり町田康をバイ貝を読んで思うことなのです
ちなみに全世界のことを全国と呼ぶのは
全国と言ったら全部の国って意味じゃねえのかよ
全校集会って言ったら近隣全ての学校でする集会だろう
全が包括する言葉の意味合いがよく分からないなあと思った12歳の頃に対するレクイエムっぽい何か
そんなことはどうでもいい
とにかく、僕の精神的シチュー、バックホーンはどこからきたかという事を
素敵な作品を鑑賞する度に考えてしまう
最近見たいと思えた映画作品は渇きです
映画館に行こう
映画館が高いとかどうとか抜かす阿呆が最近散見されるけれど
映画館になにしに行ってるのかと思う
映画館はあの甘ったるいキャラメルの匂いを嗅ぎにいくところだぜ
あそこでしか嗅ぐことが出来ない匂いだぜ
とか、どうでもいいけれど
なんだっけ、そうそう
精神的支柱ね
素晴らしい、面白い作品に出会う度
僕はそのギャラリーとして相応しいのかと思う
芸術というのはそれに触れるものを選ぶ
これは決定的にそうで
書かれている単語の意味も分からない阿呆にその作品が理解できるかというと
全くもってそんな事はなく
っていうかそれって全然読んでることにならないしね
素晴らしいものには素晴らしいと感じることができる客が必要だ
とか言うと
いやいや、素晴らしいものはどんな阿呆にも語りかけてくる、理解できると阿呆が言うやもしれぬが、
確かに、そういった誰にも受け入れられる作品があることにはある
あることにはあるが
しかし、そんな稀有な作品にだけ胡座を掻き、他を扱き下ろすお前のハーベストは一体なんなんだ、阿呆が
お前はレトルトカレーだけ食べて
カレー屋でカレーを食うな
噤んでんじゃねーぞ
俺を見ろ
俺は日曜の朝からカップ焼きそばを食べ
酒を飲み、あーなんか気色いいなーとか思って昼寝を満喫したのち
こんな思索に嵌り、おいそれと芸術にベトベト指紋を残す価値が自分にあるのかと悩んでいるのにも関わらずお前はなんだ
ホットケーキとパンケーキの違いも分からぬくせに一時間も待たされるパンケーキ屋に並ぶのかと言いたい
言いたい、というかもう言ったけれど
そんでおれのシチューはなにかというとあの感じ
セックスの途中で面倒臭くなる感じ
イギーポップファンクラブを聴きながら家から一歩も出ない感じ
まるで今日の僕だ
しょうもない休日の僕だ