町田kkkk

可能性の奴隷

美味しいパンを恵んでくれ

13時に目覚めると外がよく晴れていて気分が良かったから
妻に出掛けようと誘う
昨日の深夜にテレビで流れていた映画が
とても素晴らしくて
その余韻が僕の体内に残ったままだった
素敵な映画だったのに
クライマックスで涙がでない
そんなフラストレーションも残留したままだった


今年買ったシャツに、5年前に買ったカーディガンを重ね
適当なパンツを履いてマフラーを巻いた
未だに上手にマフラーを巻けないことも苦々しいけれど
その状態を確認するための鏡の角度がいつも気に入らない


外に出ると陽射しが傾いていて眩しい
冬は空気の味だけがすごく好きで
他はやっぱり全部嫌いだ
夏靴を履けなくなるのも地面が滑るのも
行き先といえばインドア派の僕らは蔦屋とかそんな感じで
映画とCDと漫画を借りた
そんな感じがすごく好きだよiloveyou
車の中で新年どう過ごそうかという話をした
帰り道の途中で妻が食べたいと言ったので
びっくりドンキーでハンバーグを食べた
フォンデュ風チーズバーグディッシュは
いつも、変わらず、美味しい
そういうことって大事だよね
そういう安心感が僕らをまともで居させてくれるよね


外にでるといつの間にか真っ暗でムカついた
暗くなるの早いよ
冬のそういうところも嫌いだ
死んでほしい気候変動してほしい
車の中でまた正月の話をした
妻がおせち料理を作れないと言っていた
俺はおせち料理が嫌いだからラッキーだなと思う
じゃあ、ハンバーグ作ってよって言ったら
さっき食べたじゃんと言われた
全然全く何の関係もねーじゃんと思ったけれど言わなかった
言いたかったけれど
感情的にはなんとなく分かる


帰宅して
借りてきた漫画を読む
藤田和日郎のゴーストアンドレディ
面白くて一気に読み終えた
面白すぎて琴線に触れまくりで泣いた
人の感情のツボを的確についてくるのは卑怯だ
昨日出どころを失い燻っていた涙も溢れて
今夜はよく眠れそうだね