町田kkkk

可能性の奴隷

愛じゃなくて恋じゃなかったら君を抱きしめる理由なんてない

あと6日で結婚式なんだけど、一向に実感が沸かない
そんなもんかあと思いながら、見過ごせないのは
自分ががんがん太っていき、見る影もなく顔が丸くなってしまったこと
ほんと、自分で鏡を見てびっくりするレベル
もっと醜悪なのは、そんな現状を気に病んで、痩せるなどの努力をしようといった気力が全く沸かない事で
それこそ本当の老いなんだなあと思う
外見の良さは若さの特権と共に
美しくありたいという健気な精神性の上に成り立っており
僕にはもう手が届かない
若い頃は、金だけが武器のださいおっさんにはなりたくないと強く心に決めたものだけど
その真逆な変化というか金すらもそこまで持っていないという呆れた現状にはある種の清々しさすら感じるよ


なんて
まあ、大概そんなもんだよねとか思いながら
仲のいい同僚2人と明治神宮から原宿へ抜け、折り返しで代々木公園を歩く

紅葉で綺麗で、脇には銀杏の木の下で寝てるおっさんや演劇の練習をする学生風のカップルやら訳のわからない外套を着た兄ちゃんたちがわさわさしていて
そんなゆったりとした時間の流れ方が何故か懐かしく
もっとその感覚を思い出したくて
はしゃいだ振りをして急に駆け出してみたりする

ああ、どうだろうか こんな感じであってるだろうか
振り返ると2人がなんか笑っていた

感傷は不連続にて美しい

なんとなくそう思った