町田kkkk

可能性の奴隷

折り紙で鶴を折れたことがない

違法建築とか違法増築に憧れる。中国のごちゃごちゃした高層ビル群にも憧れる。特にそんな建造物が廃墟となっていたりしたら最高だよ。そこに一体何が、どんな生活が存在していたのだろうとか、考えただけで胸が張り裂けそうだ。羨望と言って過言ではない。無機質な五番目の目状に区画整理された街で育った所為か強くそう思う。

 

バブルのように最高潮に達したのちに破裂した才能たちが愛おしい。一時的な流行と無縁に普遍的な価値を生み出すものを愛する一方で、そんな瞬間風速的なものに心奪われる。懐かしきsupernova。名残惜しき残滓。飽和して瓦解したセンスたちよ。that's negative condition

 

移動で一瞬通り過ぎた東京。もうあんまり好きじゃない。20代の記憶が色濃く残る街に一人で居るのはすごく寂しくなるから。今日も途中下車の東京泊まりで良いところを無理してわざわざ最終地点まできた。蒸し暑いんだよね、普通に。そういう理由もある。正気の沙汰じゃない。

だけど、モノレールから眺める知らない川と知らない公園とそこで一輪車で遊ぶ子供の光景は、10年前と変わらず心惹かれる。that's positive condition 屋上に開放されたスペースがあって、そこで人が運動したりしてるのは僕の街にはない光景だね。広告看板も至る所に存在していて情報量が過剰。そんな感じも素敵だね。もっと雑然としていてくれ。そしていつか滅びて廃墟になってくれ。そうしたら僕はまた好きになる

 

俺はこんな所で一体何をしてるのか。こんな所来たくもない。仕事っていうのは面倒だね。10年以上サラリーマンしてても不快だ。子供と妻と家に居たい。でもテレビ電話で2歳の娘が画面越しの僕を僕だと認識して笑顔で手を振ってくれたのは、嬉しかったし新しい発見だった。もう遠隔でも繋がっていることを理解できてるなんて凄い。きっと君が大きくなる頃にはこんなこと当たり前なんだろう。移動するなんて、環境に負荷をかけるエネルギーの無駄遣いという認識になっていくんだろう。君が獲得していく常識がどんなものなのか。それを知るのが楽しみだよ

 

My my夢でみた、00年代の話。才能が破裂していく話。、過程。ガリバー2  東京に来たらくるりの東京を聴くよね。それはアイスランドに行ったらシガーロスを聴くのと同じ理屈。コロナに罹って部屋に引きこもっていた時にyoutubeで見たフジロック七尾旅人。目が離せなかった。もう一度始めよう。死んだら。死んだらもう一度始めよう。今と同じ人生を送れるように。そんな願いを千羽鶴に託す