多分みんな感じてたと思うけれど
「地下鉄の風が心地良い」ってこと
言語化したのは俺が一番最初
それは一体どういう意味?
俺は今起きたばっかりなんだけど
誰かに責任の所在を問わないといけないのだとしたら
「それは半導体ってやつのせいなんだ」
それは一体どういう意味?
朝食のウインナーが冷めていくんだけど
誰にでも非はあって
認め合って許し合って
そして、両成敗的な感じでなんとなくやりすごされていくもんだと思っていたよ
分解されるのを待っている
解毒されるのを待っている
正気になるのを待っている
許してもらえるのを待っている
ずっと言葉を待っている
「moon and jupter」と口にしても
今は快晴の朝で
テレビでは昨日起きたしょうもないニュースが流れている
サンボマスターの曲が遠くで聴こえる
眩しいのは子供達の笑顔
朝日にすら負けてない
「今日をクリスマスにする方法があるよ」と言っていた
「パパ、公園を買ってほしい」とも言っていた
そんな権力があるのならいくらでも買ってあげるよ、あなたのために
どうしてそんなに野菜を残すのかな
こんなにも味がしないっていうのに
落としたフォークの音が頭に響く
本当に大切なものなんて
わかりやすい
朝食のように目の前に並べておいてあるからね
それは一体どういう意味?
これから俺は出かけるのだけど
何かに責任を問わないといけないんだとしたら
「それはみんな、量子力学のせいだよ」
今日はどんな一日になるのだろう
今まで一番最悪な1日だってことは分かってる
「いってきます」のキスをみんなにして
出掛けよう
荒野みたいな、日曜日みたいな気分で
今どういう感情なのかイマイチ分からない
朝から今日の夜に見ようと決めてたTV番組の録画をせっかく見ているっていうのに、あまり集中できない
3月ってこんなに寒かったっけ
3月は生まれ月だから、その気候がどんな感じだったのか、他の月より強く記憶に残っているのだけれど
現状と記憶に齟齬がある
ねえ、もっとぽかぽかしていて、道を歩いていると家を建てる工事の音が聞こえてきて、それがなんか心地良くて家までの道中が楽しかった、そんな季節じゃなかったっけ
今どういう感情なのか、1mmも分からない
少なくとも嬉しくはない
ぽっかり穴が空いた、というのも違うような
自然の摂理として至極当然のことだから、そういうもんだよね、と思えそうで
掘り起こせば、無限に思いが溢れてきそうな
俺は、自分のことをDNAの器だと思っていて、だから自分のDNAを受け継いだ子供が産まれ、その子供達が次のDNAのバトンを引き継いでくれるように育てることができたなら、別に死のうが何しようが良いと思っているし、死んだ後なんて本当にどうでも良くて、葬式も墓も要らないと思っている
まあ、死ぬまで一度、オーロラを見たり、シガーロスやビョークが育った場所を探索したりするために、アイスランドには行ってみたいけれど。希望はそれぐらい
とはいえ、自分以外の人間の死生観なんて分からない。一体、どんなことを思い、考えていたのだろう
今の気分にtetoの「マーブルケイブの中へ」が本当にフィットする
鳥山明が死んだってねって話をした日に、自分の父親も死ぬなんてね。人が死んだ話なんてするんじゃなかった
両親が離婚してから、父親に全然会えて居なかったから、どう思っていいか分からない
会いたいなと思っていたけれど、会えていなかった時間の長さに気後れして、自分の生活にかまけて、全然会えていなかった
きっと父は会いたかったと思う
ごめんなさい
全然親孝行できなかった
両親が離婚してることもあって、父親との思い出を思い返してみても、お世辞にも良い思い出が多かったって訳じゃないし、なんなら嫌な思い出のほうが多い
愛情表現された記憶もないし、理不尽に殴られたりしてさ
だけど、俺の高校の合格発表も大学の合格発表もわざわざ俺よりも先に発表会場に出向いて、確認してくれていたよね
子供の頃、仕事に行く前に戦隊モノの絵を描いてってねだったら、嫌々ながら描いてくれたよね
一緒に寝たくて、21時に一緒に寝てとお願いしたら、文句を言いながら寝てくれたね
俺は、その思い出で愛されているんだってことに気づいたよ
「ミニー、こんなことになるなら、気付き足りなかったよ」
自分の誕生日の2日後に父親が死ぬなんて。この細い繋がりだけが、親不孝な俺に対する因縁めいていて、十字架のような、メッセージのような感じがして、刻んでくれてありがとう
俺は絶対に、あなたから引き継いだ遺伝子だけはまだまだ繋いでいくから、安心して。そこにあなたの魂を乗せて
親孝行もできなかった冷徹で合理的な僕からの約束
ねえ、3月ってもっと春めいていて、穏やかな季節じゃなかったっけ。草木が再生しはじめるような
そういう願望かもしれない
マーブルケイブで待っていて
「予約できるスープカレー屋を探す」と書かれたメモ
書いたのは俺
10年振りに会う約束の人達と会うのが楽しみ
なぜか酒じゃなくてスープカレーを飲む訳だけど
ザバースデイの「なぜか今日は」を聴くたびに
ハワイのホテルから眺めたやたらキラキラした景色を思い出す
その理由はハワイで初めて「なぜか今日は」を聴いたからだった
大体、答えと呼ばれるものは思いの外単純で、真相と俺の思考はいつも犬みたいに分かりやすい
あんな立派なホテルに泊まることなんて、もう二度とないんだろう
俺が愛用している金融サービスと昔飼っていた犬の名前が同じで、
そんなことに運命を感じて、ときめいていて、可愛かった君を思い出す
毎朝俺の部屋のドアをガリガリ叩いては、早朝に起こされて苛つく俺にベッドに招き入れられ、
そして、そんな不機嫌な俺の様子などお構いなしに幸せそうに布団の上で丸くなっていたよね
本当に愛おしかった
俺は君のために、この金融サービスで何処で使えるかも分からない謎のポイントを貯め続けるよ、灰にもなれなかった君のために
朝起きたら、ディズニーランドに行きたくなったから、ホテルミラコスタの予約をする
先月は寝起きで冷蔵庫が欲しくなって、買ったばかりなのに
スマホから接続するディズニーランドのweb予約ページの、あの接続の遅さは狂気的だよね
狂気の演出か企業の怠慢のどっちかにしか思えない
朝食を食べながら30分ほど待ったのち、ポチポチ個人情報と己の欲求をwebページの入力ボックスに記入したところ、飛行機代、ホテル代、チケット代を全て合わせて最終的に狂気的な値段になっていた
若干引いたよね、需要と供給の交叉点がこの値段なの!?と衝撃的だった
とはいえ、まあ金なんて別にどうだって良くて、けれどせっかくだからあなたたちの記憶に残ってほしい
小さいからあなたたちは。記憶を維持しづらいのかもしれないけれど、願わくば思い出になってほしい
自分が愛されているってこと、知ってほしい
長女の記憶くらいになら、もしかして残るかな
ミラコスタに泊まるなんて、きっとこれか最後だから
知らんけど、なんとなく
一回行ったからとかそんな理由で
一生にもう行くことがない場所が、歳とともに増えていっている気がする
それは悲しいような、別に悲しくもないような
あそこのラーメンは一回食べたからもういっか、みたいな感じで
悲しいような、合理的なような
だから歳を食うのは嫌だ
俺ももうすぐ40歳だよ、あと2ヶ月くらいで
本当に行きたいのは、思い出の中の延岡とか上大岡とかそんなところだけ
本当にもう二度と行くことはない
それだけは少し寂しい
ラララ 鼻歌 空にとけた
のトーマスジェンキンソンがお送りしまーす
いたちまーすxtal(ドン)
僕は不謹慎とニヒルなことばかり思いついてしまうけれど
love & peace & no war & no computers
今日だってそう
ギンガムチェックの街で見つけたエメラルドグリーンが綺麗で
僕の心は踊る
銀色夏生の「わかりやすい恋」の森高千里のフォトグラフのように
有り得たかもしれない90s
こんな情景が自分の人生にあったら良かったのに、と思う感覚に胸が掻きむしられる
どれくらいの蜂が必要なんだろう
なあ、ケフ、お前みたいな大男を倒すにはどれくらいの蜂が必要なんだろう
how many bees do you need?
該当する英語がないのね、あの単語
ジョン・アーヴィングの「熊を放つ」すらも不謹慎になりそうな世の中だね、これだけ熊が出没したら
だけど僕は動物園から熊を放ちたい
みんな、仲良くしよーよ!
「エネルギーとエレクトロニクス」
めっちゃ格好良いキャッチコピーだよね
エネルギーとエレクトロニクスだって。すごい
願わくば、それがPanasonicのキャッチコピーであって欲しかった
僕がPanasonicが好きだっていうのもあるし、sonicって言ってるし
感覚的な話だけれど、分かって欲しい。あなたに
もはや生きているか分からないあなたに、分かって欲しい
ねえ、知ってる?
リチャード・D・ジェームスっていうんだよ、aphex twinの本名は
まるでone pieceみたいだね
アシッドの実の能力者
知らんけどね、ONE PEACE
love hotel自体が愛液の匂いをしている
僕はそれが嫌いではなかった
それって結構アンビエントだから
椎茸と銀杏の入っていない茶碗蒸しだから
今年の抱負は象印のオーブンレンジを買うことです
あなたとわたしであたしです
戦争なんて嫌いだけど、多様性を許容するならいざこざは避けられないんじゃない
それでもいつかみんななかよくできるはずさ
青森で夜勤をして、早朝に列車で家に帰る
眠れる状況の時の眠気ほど甘美なものはない
まるで幼少の頃に親から与えられた愛情のよう
俺は娘たちにそんな毛布のような安心感を与えられているだろうか
眠い目でなんとなく車窓から眺める景色は、バブル期かそれ以前に建築されたと思われるセンスのない廃墟とだだっ広い原っぱだけが延々と繰り返される北海道的なやつで、それらはいつも俺の気持ちを下げてくるけれど、でもこれが俺の原風景なんだろう
このクソ寒い荒涼とした景色が俺の人格やセンスを構築したのだと感じる
ありがとうなのか、ふざけんななのか分からない
妻に連絡して、お昼は家族で外食することになった
行き先が最近気に入っている中華料理屋になったからテンションがあがる
唐揚げと炒飯が美味しいから食べた方がいいよ
楽しい約束だと思った
「楽しい約束」
響きがいいね
最近は面倒臭い約束しかしていなかった気がする
微睡みながら思う
「made in chinaなんて信じチャイナいぜ」という駄洒落を思いつく
睡眠までもう少し
死ぬ時もこんな感じだったらいいな
高速で過ぎ去る、錆付いた蟹の看板の寂しい風景を眺めながら思う
これも駄洒落ね
アイスランドに行きたい
札幌まであと何マイル?
夜勤で歩きすぎたせいで腰と踵が痛い
列車のアナウンスが心地よい
美味しい炒飯まであと少し
点Pは加速していく